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2009.06.09

日本の風土に適した木造住宅

長い歴史に磨かれた木造軸組工法は、日本の気候風土にあった住宅といえます。

 

  1. 雨が多い気候 日本は基本的には雨が多い国です、一般には年間降雨量で1500mm、和歌山県や高 知県など、より多雨の地域では5000mmにも達する降雨があります。そのため、木造軸 組工法住宅では、屋根を伸ばして庇を発達させ、窓にも霧除けを配し、妻壁には雨よ けなどの工夫も加え、常に「雨仕舞い」「水仕舞い」に気を付けてきました。雨押さえ、 水切り、木材小口の処理などに細かな工夫が見られます。また、床は地面から遠ざけ て高床とするなど雨に対する多様な仕組みを持っています。

  2. 多湿の気候 高温多湿には現代人も悩まされるところです。「住まいは、夏をもって旨とすべし」と徒 然草の著者・兼好法師も語ったように、高温多湿の夏を如何に過ごすかは、住まいに とっても重要なことです。
  • 暑さへの対処 庇や縁による縁側空間をクッションゾーンにして、夏の直射日光を遮り、茅葺きの屋根 と大きな小屋裏空間によって夏の暑さをしのぐ工夫があります。縁側は時に室内、時に 室外となり、軒下の半戸外空間とあわせて、気候の調節空間となっています。庇は、夏 の暑い日ざしをさえぎり、冬の日ざしは室内に採り入れます。
  • 湿気への対処 木造軸組工法では、柱の間(柱間)が解放でき壁に穴を穿つような西洋建築の窓に比 べ、間戸とも呼ばれる大きな開口が得られます。この大開口により風を通して湿気を払 うこと。木や土塗り壁の調湿機能を利用して、湿度の調節を図るといった工夫がありま す。また、床は高床として湿気が上がるのを防いでいます。
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