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2009.06.09

結露はなぜ起こるのか

コップに冷たい水を入れておくと、コップの外側に水滴が付きます。これが「結露」です。
この現象は、住宅において寒い冬に日常いたるところで目にする自然現象です。
例えば、
●窓ガラスに水滴が付く

 

●北側の冷たい外壁に接した部屋の壁や押入れが湿って、クロスが剥がれたり、カビが生える

 

●隣の非暖房室との境の冷たい間仕切り壁に接する暖防室の壁が湿って、クロスが剥がれたり、カビが生える
 
このような結露のメカニズムは次の通りです。


温度が高い空気は水蒸気を多く含むことが出来るが、冷たい空気は水蒸気を少ししか含むことが出来ません。
1m³の空気に含まれる水蒸気の最大量を「飽和水蒸気量」言いますが、飽和水蒸気量は気温によって異なり、温度が10℃高くなる毎に、約2倍になります。飽和状態の時の気温を「露点」と言います。
たとえば気温25℃で空気の飽和水蒸気量は23.1gで、10℃では9.4gです。そこで湿度100%の空気 1m³ が25℃から10℃に冷えると、13.7g 分の水蒸気が水に戻ってしまうのです。


つまり、温度が高い空気は水蒸気を多く含むことが出来るが、冷たい空気は水蒸気を少ししか含むことが出来ない、したがって、暖気が冷えれば、保持しきれなくなった水蒸気が水滴に戻るのです。

 

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