通常、ガスを使用して充填させることが多い断熱材ですが、当社使用の「発泡ウレタン」は、硬質ウレタンフォームの特性を生かし水を使って発泡させます。
これによって、柱と柱の間や、構造上細かい部分にも隙間なく充填することができ、構造材の無駄もありません。
イソシアネートと水を混合する際発生する炭酸ガスを発泡剤として利用することで、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンを全く使用しない、地球に優しいウレタンフォーム素材として開発されました。
高い断熱性と気密性を誇る発泡ウレタン。複雑な構造の住宅も現場吹き付け発泡だから隙間なく施工できます。また自己接着能力によって密閉された構造体ができるので、長期間に渡って優れた気密・断熱性を維持します。高い気密・断熱性を持つ住宅は省エネルギー効果や空間内の清浄化などをはじめ、多くのメリットを持ちます。
「発泡ウレタン」は環境に悪影響を与えるフロンガスを一切使わず、水を発泡剤として使用する断熱材。地球環境にやさしいだけでなく、人への影響も考慮し、アレルギーなどの原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドも発生させません。暮らす人だけでなく施工する人にも優しい安全素材といえます。
日本の住宅の多くは隙間が多い上、換気不足の状態にあります。近年、化学物質アレルギーが頻繁に取り上げられていますが、根本原因は換気不足にあります。隙間を通り抜ける漏気では室内の熱を奪って逃げるだけで空気の入れ換えは行われません。発泡ウレタンでは効率的な換気を行うための空気の通り道を確保し、また漏気の原因となる隙間をふさぎます。これによって優れた空気環境を長期間維持することができるのです。
硬質ウレタンフォームによる隙間のない施工で高い気密性を実現。さらに「発泡ウレタン」の細かな気泡構造は吸音性にも優れています。通常の断熱材にはない、気になる外部の騒音や内側からの生活音の漏れを防止。また「発泡ウレタン」の細かな気泡構造で音をスポンジ状のフォーム内に分散。騒音や生活音の漏れを気兼ねすることなく快適に暮らしていただけます。
連立気泡によって繊維系断熱材をしのぐ丈夫さを誇る「発泡ウレタン」は、自己接着能力との相乗効果で住まいの構造強度を向上。また、吸水性が低いため断熱材の内部結露も起こらず耐久性に優れた住まいを実現します。また温度ストレスや黒カビなどにも強く、半永久的に快適空間を維持することができます。