梅が丘の家から透湿防水シートと断熱材、換気の話
C棟も建築中にも関らず明日、ご契約予定となりました。
ご検討中だった方々、本当に有難うございました。
今回のブログレポートは少し青山とかぶりそうですが僕は透湿防水シートについて少し
語ってみようと思います。っと思ったけど青山が以前ブログでこのことについては熱つーーーく
語っていましたのでその文章をコピーしました。下記をお読み下さい。
上の写真右側の外壁にシルバーのシートが張ってあるのがわかりますでしょうか。
(もちろん写真は施工途中です。最終的にはこのシートを外壁の全てに張っていきます)、
このシートによって室内から出る湿気はこのシートを浸透して外に抜け
逆に外壁から入ってしまった水滴は中に通さない性質を持ってます。
湿気や水から躯体を守るために必要なシートです。
一般的に使われるシートは色がホワイトなんですが、当社が使っているのは色がシルバー。
なぜシルバーなのか!?それは遮熱も兼ね備えたシートになっていて外の熱が
室内に入りにくいようになってます。
よく夏に車を駐車してる間、車内が熱くならないようにシルバーのシェード
をフロントガラスに貼りますでしょ。あれと同じ考え方です。
ここまでは以前の青山ブログでのお話しです。
もう少し拡大すると
わかりますでしょうか?この透湿防水シート、裏方ですが結構重要な役割があるんですよ。
家を外的要因から守る為にこのようなシートや断熱材、サッシにいたるまでこだわっていきたい。
断熱材にしても一般的にはグラスウールを使っている家が多いのですが
弊社は硬質ウレタンフォームを使用。梅が丘の家もいよいよ床下から充填をスタート。
通常はフロンガスを使用して発泡させることが多いウレタンフォーム。
しかし弊社ウレタンフォームは水を使って現場で発泡させます。
これにより柱と柱の間や細かい部分にも隙間無く充填することができる。
また弊社ウレタンフォームはイソシアネートと水を含むポリオールを混合することで発生する
炭酸ガスを発泡材として利用するので、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンガスを
全く発生しない、地球に優しいウレタンフォーム素材となっています。
このウレタンフォームは無数の細かい連続気泡で構成されていてグラスウールの1.5倍以上の
断熱効果を発揮します。また、透湿性も低く断熱材内部に湿気を進入させないため、躯体の結露
を防止し、建物の耐久性を高めます。
複雑な構造の住宅にも現場吹き付け発泡なので隙間無く施工でき、自己接着能力によって躯体
との間に隙間ができず、長期にわたって優れた気密・断熱性を維持します。
よって省エネルギー効果が高く、冷暖房などの光熱費を削減できます。
実は弊社のウレタンフォームは細かい連続気泡構造なので吸音性にも優れていて外部の騒音
や内側からの生活音の防止をします。
この気泡構造が音をスポンジ状のフォーム内に拡散します。
この時期は特に多い各部屋の温度差。しかし弊社ウレタンフォームは室内の温度差をなくし、
ヒートショックによる心筋梗塞や脳梗塞を防止します。
先程も話しに出ました一般的な住宅に使っているグラスウールなどの繊維系断熱材は
湿気を通しやすく、湿気を吸着しやすい断熱材と言われている。
繊維は硬く針状のため、袋入りが一般的で内部結露を防ぐ為には袋入り断熱材を押し込むだけ
ではなく、柱、間柱との間に生じる隙間をしっかりと防がなくてはいけない。
また防湿層や防湿シートなどでしっかりと施工する必要があると思う。
隙間の多い家では冬には家の中の湿気が壁の中に侵入して、夏には外気の湿気や日射により
高温になった構造材から放出される湿気が壁の中に侵入し、壁内結露を引き起こします。
弊社ウレタンフォームは高い気密性と低い吸湿性によって住まいの大敵である壁内結露を
防止し、構造の老化を防ぎ、建物の耐久性を高めます。
アレルギーの原因の一つであるカビやダニの発生を防止して長く住める快適住宅を実現します。
気密性が高い住宅にはしっかりとした計画換気システムが必要になってきます。
次世代省エネルギー基準では
「給気型(同基準では給気セントラル換気方式と呼んでいます)等、
住宅内の圧力を高く維持する方式は、湿気を含んだ住宅内の空気が壁体内部に漏入する
恐れのある場合は採用すべきではない」と述べており、
排気型(第三種換気)が適当であることを示しています。(自然吸気、強制換気)
もう少し詳しく話すと、第三種換気とは排気を機械ファンによって強制で行い、
給気は給気口から圧力差で自然に取り入れる換気の事です。
寝室など居室から吸気し、人の呼吸や粉塵、建材から出るガスによって
段々汚れていきながら、強制換気によって排出する。
もちろん弊社は排気型(第三種換気)を採用しています。
高気密・高断熱住宅にはしっかりとした計画換気がとても大切なんです。